「湖の星船」

ミナグ / Lily (nm11848151)

***

反射する水面と泡の音
追いかけて
星屑が落ちるたび波がうつ

何処までも続く湖(うみ)
ここから・・・
始まる・・・

手をひたす水面に
光の船を描いた
雲の無い星の下(もと)で
航海は何処へ向かう

小さな飛沫(しぶき)をあげながら
目を閉じ水を走ろうか

高く天(そら)まで
河を作り流るる 歌声と共に
見える景色が空を割って
聴こえる滝の音(ね)がそこに

高く星まで道を作り
流るる歌声が船を
追い越して行く星座がまた
示すの旅路はまだ続くと

花びらが一つ落ちて
水の舞台生まれた
足つけばやわらかくも
照らし光るは綺麗かな

この星の船を押す様に
空気を吸って歌おうか

風が凪ぐ時 水も揺れを無くした
合図待つ様に
水上走る旋律から
押し出す星舟を天(そら)へ

波に飲まれてまた浮かんで
どこまでどこまでも行くの
流れるままに奏でるまま
音色は清く美しく

星空翔る旋律から
押し出す星舟を明日へ
終わりゆく夏迎える秋
私の旅は今始まる

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