「ハザクラ」

たま葱(808P) / 初音ミク (sm6939036)

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君のくれた花 咲誇る頃に
僕は名前を見失った

太陽からのあたり強くて
意識かすかに感じる季節
独り善がりの冷めた内側
溶かす風に視線逸らしてる

君は僕の心に 裸足で踏み込み
やさしく光射してくれた
まぶしすぎる世界は
手探りで進む 水中のような感覚で

ずっとふたりでいたかった
ずっとふたりでいたから

星屑の夜光り集めて
餞の歌聴かせてみよう
握り締める手無くした今は
温もり求め空泳ぎ続けてる

ひらりひらり舞う 粉雪みたいな
君が残してた言の葉は
錆付いて動かない 身体
削ぎ落とす 合口のような感触で

ずっとひとりでいたかった
ずっとひとりでいれたら

始まりなのに終ったのかな
知らない振りじゃもう抑えられない

君は僕の心に 裸足で踏み込み
やさしく光射してくれた
まぶしすぎる世界は
手探りで進む 水中のような感覚で

辿り続ける事もあやしいけれども
少しずつ変わり始めるよ
又と無い機会 すべての柵(しがらみ)受け
取り留めない日々過ごしてく

ずっとふたりでいたかった
ずっとふたりでいたから

ずっとひとりでいたかった
ずっとひとりでいたなら

君のくれた花 咲誇る頃に
僕は名前を見失って
開きだした世界は
葉桜のように 青く映りだす

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