呪界

「呪界」

夜色P　/　初音ミク　or 巡音ルカ　（sm5160860、sm6466746、sm9113067）

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世界を包む紅い空
やがて静寂
流れる紅い血の大河
散乱する骨の欠片

降り注ぐ生血の雨
肉と屍
悲鳴ばかりがこだまして
地獄絵は現実になる

永遠に続くはずの幸福に
突然打たれた終止符から
始まった終わらない悪夢が
じわじわと蝕んで壊れる
この体この心全てが
呪われて狂い始めて
悲鳴を上げた

もう届かない思い
離れていく幸せ
二度と戻らない日々
日の光も射さない

あの思い出の場所も
炎に焼かれて消え
残されているものは
永遠の絶望

支配する王の下に
私達弄ばれる
王のためだけの糧になり
また誰かが畜殺（ちくさつ）される

今日もまた誰かが連れて行かれ
王の空腹を満たすためだけに
鋼鉄が肉質を切り裂き
断末魔の悲鳴が轟（とどろ）き
鮮血の飛沫が飛び散って
次は誰が犠牲になるのか
この絶望

愛に飢えて苦しみ
それを満たすためには
自分の心という
肉を食べるしかない

何も与えられずに
生きる意味も忘れて
失われた本当の
笑顔も戻らない

（逃げたい
　でも逃げられない）

希望という出口の
扉が開かれると
まやかしに踊らされ
自ら閉ざしてしまう

再び扉が開く日が
遠く離れてしまった
繰り返される絶望に
いつか喰い殺される

光射す日に飢えて
目からも光が消え
朽ち果てていくだけで
希望はもう見えない

答えは何処にあるの?
それは自分の中に
ただ走り続けてる
光が射すまで