「alto」

お抹茶P / 初音ミク (sm9839449)

***

乾いた風に吹かれながら
遥かな未来探す君の
口笛 色づく横顔を
瞼の奥に焼きつけてた

流れる雲の行く先には
いつでも希望があふれてた
夕凪 遠い夜明けの空
誰もが探し続けていた

どんな夢もいつか終わる
そんな歌を聴いてた
ふたり分かつ時が来ると
知っていたならば
もっと近くに行けた?

募る想い隠した夏草も
交わした言葉消えゆく潮騒も
振り向けばほら
欠けた自由を 手にして笑ってた

乾いた風を集めながら
両手を広げ走る君の
瞳に映る星の光
憂いを孕(はら)むその儚さ

どんな時も傍にいたよ
君は知っていたかな
いつの間にか守られてた
伝えられない言葉が
胸 突き刺す

もっと君と話をしたかった
きっと今なら上手く言えるから
繰り返している 柔らかな
アルトの歌声がこだまして

笑顔で手を振った
いつまでも
手を振ってた きっと
また逢える気がしたんだ明日も
隣に君を感じて

すれ違いで心離れた日も
悲しみを乗り越えた冬の朝も
風が吹いていた 今もそう
口笛が聞こえる

二度と来ない季節に涙した
戻れないと知りながら微笑んだ
泣いていいんだよ 強がらないで
どこかで君の声

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