「アサツユグローリー」
meg(軽音P) / 初音ミク (sm8975003)
***
泣きたくなくて見上げた空は
見透かすように眩しくて
自信がなくてうつむいたそこに
小さく揺れて咲いていた
アスファルトのうえ
顔を覗かせた名もない花に
思いつきの花言葉
勝手に考えてみたんだ
いつかあの空をめがけ
届いて咲いたなら
勇気にかえてふるかな
花の名前も知らないけれど
星にもあんまり詳しくない
けれど優しく瞬いた夜は
カーテンは開けたままでいよう
眠れなくて耳澄ましてた
遠い宇宙の音に
長い夜を貫いて
届いてるその声は
星が頬伝うときに気づいた
はじめから
胸の奥からしていた
願いをかけるための星は
頭のうえじゃなく
「あきらめたくない」と
流れて光った涙だった
「泣いたっていいんだよ」
って揺れてた花
葉っぱで受けとめた星のかけらは
迷える朝にも輝く