「ひとつなぎの空」

卓(takuP) / 初音ミク (sm10512802)

***

僕らの生きる術は
明日をただ待つだけさ
「思い」を脳に浮かべても
目の前の「リアル」は変わらない
変わらない

風を切って進んでく
何処かの川原の土手に
寝転んでいつもの空に
「すべて無駄だ!」なんて
言うわけじゃないけど

この世界に僕が生きる意味
知りたいんだ
ちゃんと羽を
休められる場所はある?

「愛してる」と言ってくれた君に
今更、何を伝えればいいの?
一度君と過ごしたあの世界は
もう曇り空の無効 空気に混ぜた

今の僕にはもうわからない
変わらぬ街の「風」「光」
舌打ちしてまた空を見た

右手で何を掴み
左で何を手放す?
その足でどこに進む?
ここにはもう戻らないから
悲しいよ

Ah.. 時間にすき間が欲しい
僕を置いて 雨は止んで
鐘の音が響き渡る

まだ答えはいつも見つからないまま
一人立ちすくむ空 「茜色」
一度来た道をまた漕いでいく
風の向きがほら、また変わった

今は「探すこと」それ自体に
意味があるような気がしてる
もっと上を向いて行けるように

また季節は巡り、僕はいつか笑う
ずっと君の足下を見てた
あの頃とは違う姿 見えるかな?
どれもこれもひとつなぎの僕だ

きっと最後なんてありはしない
星空が語りかけた
今日も一つ吐息を吐いた

→ ニコモバ動画「ひとつなぎの空」へ