「Innocent Blue」

お抹茶P / 初音ミク (sm8570603)

***

静かに明ける空の果てまで
吹き抜けてゆく風に運ばれ
漂う自由を夢見ていたあの頃

響き渡るは悲しみの声
研ぎ澄まされた痛みを添えて
何の気なしに触れた光が愛しい

何を求めていたらいいの?
聞こえない返事(こたえ)を探した

もう一度
生まれたての生命(いのち)の
奏鳴曲(ソナタ)奏でて
この胸を充(み)たせるのなら

飛び立て
消え残る無垢(むく)と
清冽(せいれつ)な翼で
いま遥かに臨(のぞ)む空は
Innocent Blue

移ろう心は時間(とき)の鏡
映し出されてた記憶の影
ひび割れてゆく硝子の欠片が未来

真白に染めた希望の旗は
気づかぬ内に蒼く透けてた
無慈悲に浮かび上がった文字は
「後悔」

何処に辿り着ければいいの?
探し物さえ忘れてゆく

もう二度と
流せない無心な涙の色香で
ただ揺れてる刹那の華 咲かせて
いつかまた思い描けたら包んで
優し過ぎるほどの雨を浴びせて

明日を待ってた幼い日々
何もかもが煌(きら)いていた
暁(あかつき)に
後ほんの僅か少しだけの
無知という名の勇気持てたならば

もう一度
生まれたての生命(いのち)の
奏鳴曲(ソナタ)奏でて
この胸を充(み)たせるのなら

飛び立て
消え残る無垢(むく)と
清冽(せいれつ)な翼で
いま遥かに臨(のぞ)む空は
Innocent Blue

→ ニコモバ動画「Innocent Blue」へ