「雨、夕闇、引籠り」
bibuko / 初音ミク （sm12159897、sm14174039）
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涙など とうの昔に
枯れ尽き果て無くなった
復讐を誓うこの手に
伝ってく柔い感触
焼け焦げた身体を隠す
包帯はくすんだ紫
錆色の夕闇を背負って
ただ独り 街を彷徨うの
しとしと 降り続く雨も
この痛みを洗い流せはしない
軋る感情 燻（くすぶ）る憎悪
さぁ答えろ 速やかに
わたしの顔は醜いか？
引き摺（ず）り回して
襤褸（ぼろ）切れにしてやるわ
痛みも苦しみも感じなくなる程に
真っ赤に濁った
雨を降らせてあげる
醜く泣き叫んで 命を乞いなさい
さぁ
忌（いま）わしい過去の記憶が
人たる心を蝕んで
憎しみの赴（おもむ）く侭（まま）に
誰も彼も皆 轢（ひ）き殺すの
永久に拭えぬ哀しみが
濡れたアスファルトにこびり付いて
消え去る理性 止らぬ衝動
さぁ震えろ 戦（おのの）き足掻け
この恨（うら）晴らさでおくべきか
弄（なぶ）り尽くして
呪い殺してやるわ
純白の振袖 あなたの色に染めて
二度と消えない
恐怖を刻んであげる
崩れたその顔が わたしを癒すの
あぁ
自らことの姓名は
姓を森 名を妃貴子と申せしが
斯（か）くも醜く歪み果てりは
身を切られたる恨み故（ゆえ）
呪限無（じゅげむ） 呪限無
五体は擦切れ
果て無く溢る大動脈血
破れ裂け散り砕けた身体
猟奇 猟奇の大量虐殺
半端な痛みは快楽に過ぎないわ
焼け爛（ただ）れた肌に刺さる
狂気は旋律
死すら生温い苦痛を与えてあげる
その身体が擦切れ
果てて事切れるまで
引き摺（ず）り回して
ずた襤褸（ぼろ）にしてやるわ
わたしの尊厳を奪った奴らの様に
真っ赤に濁った
雨を降らせてあげる
醜く泣き叫んで 命を乞いなさい
さぁ