「少女と犬」

GOH / 初音ミク (sm19594874)

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この身体を投げ出してでも
必ず君を守るよ
眩しい笑顔の君を
君が僕にしてくれた
たくさんの想い出を胸に
隣を一緒に歩く

雨粒がコンクリート
叩きつける音響いた
僕は道端で一人
小さく泣き叫んだ

身体の小さい女の子が
傘を差し出してくれて
僕を両手で抱きかかえて
家に連れて帰った

この肌の暖かさを
君が僕に教えてくれた
一人きりだった僕に
「ありがとう」という言葉
君に届くことはないけど
気持ちだけは伝えたい

月日はすぐに回(めぐ)って
3年の時が流れた
気づけば君の身体を
追い越し成長した

毎日一緒に笑いあい
幸せにすごしてきた
こんな大切な日々がずっと
続くことを願った

このかけがえない時間(とき)は
どんな綺麗なものよりも
明るく輝いている
ずっとずっと近くで
もっともっと一緒に遊ぼう
抱き合って約束する

ある朝の大通り
一台の車が不意に
壁の陰から出てきた
反射的に身体を
君にぶつけて安全な方へ
弾き飛ばす

この身体を投げ出して
君を守ることができた
僕の身体が朽ちても
君が僕にしてくれた
たくさんの想い出を胸に
空の上で君を待つ

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