「心臓デモクラシー」
みきとP / 初音ミクAppend (sm16773398)
***
哭いていた 唯 哭いていた
他人眼につかない世界で
其して 恥を知り 惨めになれば
全てが 廻りだした
何常もこの胸は
何かを満たそうと
散々なめに遭って 仕様がない
いっそ 理性など
殺して仕舞おうか
虎視眈々 狙いを
さだめ さだめて
何常(いつ)もこの口は
誰かに迫ったり
散々なめに 遭わせているな
色づいた山茶花(さざんか)の
血を舐め廻して
恨むような 其の視線に向けて
哭いていた 唯 哭いていた
他人眼につかない世界で
其して 恥を知り 惨めになれば
全てが 廻りだしてゆく
翳(かげ)りゆく堕天使の
背中を抱き寄せ
囁いた耳の奥で 添っと
いかないで もう いかないで
いまよりもっと かしこくなるし
やさしくなるし つよくもなるし
じゃまなものは ころしてあげる
今 哭いていた 唯 哭いていた
他人眼につかない世界で
其して 恥を知り 惨めになれば
全てが 廻りだして(廻る)
心臓は 一つになる