「泡沫恋慕歌」

だだ / 初音ミクAppend (sm16356644)

***

また季節変わりゆく
見慣れてた街並みも
しかれども胸に流るる
思いだけ移ろわぬ

偶然のあの日から
声聞いたあの日から
何せどもついて離れずいる
あの人の笑顔

なぜに私に気があるよな振りして
遠く遠く知らない処へ
言の葉も残さず消えたのか

春も夏も秋も冬も
絶えず思いだけが空回り
星も雲も冗談も
誰も助けなどしてくれぬ
どこかあなた見てる?まさか
そんな馬鹿げたことあるわけない
されど胸は侘(わ)び続ける
此処に戻る時を待ちながら

また季節変わりゆく
忙(せわ)しない虫の音も
とうに絶え霜が降り
またこの里にも雪が降る

このよな私に
離れぬなどと嘯(うそぶ)いて
決して袖も触れずにいた 
そんなことばかりを思い出す

花も雪も鳥も木々も
何故かあなたのこと呼び起こし
いっそのこと何もかも
見えなければと目を塞ぐ
今もあなた見てる?まさか
そんな夢見心地捨てきれない
されど実は感づいてる
どこかに幸せを見つけたと

このよな私に慕う辛さを教えた
あなた今も感謝します
されどあと一つ我儘をいいですか

春も夏も秋も冬も
絶えず想いだけを受け止めて
声、姿、温もりも
何も求めなど致せねど
これはただの旅か?まさか
そんな馬鹿げたことあるわけない
されど胸は侘(わ)びつづける
ここに戻らぬ人待ちながら

→ ニコモバ動画「泡沫恋慕歌」へ

inserted by FC2 system