「移ろう景色へ」
36℃P / 初音ミク （sm12517915）
＊＊＊
時計のベル 焦がしたパン
朝の街を駆け抜けた記憶が
青い空に 灰の鉄塔
塗り替えられ 色褪せていくんだ
昔と言われるほどに
時の砂は落ちていない
僕らのたった一つは
何度もピースを外されていく
ここにいたいよ戻してよ
どんな世界にするつもりなの
胸の奥から張り裂けた
思いがそっと彼方へ消えてく
窓の外にため息つく
夏空へと吸い込まれる感情
何もできず流されてた
ちっぽけだと 自分を見つめてた
描いた理想は割れて
時の針は刻んでゆき
ボクらの立った場所には
小さく残った花の儚さ
あの日の思い忘れない
どんな光に埋もれたとして
ボクらが生きて生き抜いて
思いがずっとずっと残るよう･･･
ほんの少しの欠片でも
形残って嬉しかったよ
もしも悩んで戻るなら
思いはきっとここへと･･･
あの日の思い忘れない
どんな光に埋もれたとして
ボクらが生きて生き抜いて
思いがずっとずっと･･･
どこか遠くの場所で
移ろう音（ね）が鳴ったら
ボクらの思い届くように
蒼空（そら）を見上げた