「朱色に関して」

baboo / 初音ミク (sm15710639)

***

午前6時起床。
無意識にあける窓辺。
肌をさす冷たい風。
通りはだれもいない。

7階の部屋。
ベランダにひとりぼっちで。
終わろうとする。
コーヒーは冷めたんだ。。

午前8時過ぎ。
駅は人ごみでつらいわ。
回数券がない。
タイミング悪いわ。

まぁいいんじゃない?
乗るのはこれで最後なんだし。
切符ですませる。
9番乗り場へ。

あぁ・・・これでよかったのかな?
冷たい、冷たい風が吹いてる。

僕のマンションは遠い。
あの通りの向こうだ。
初めてあったときの、
あの気持ちを思い出して。

午前10時ごろ、
誰かが夢でささやく。
乗り過ごした・・・
反対のホームへ。

まぁいいんじゃない?
そうあせることもないんじゃない?
夏の日差しが、
頬に照りつける。

彼のマンションは遠い。
あの通りの向こうよ。
初めてあった時は、
どんな風に思ったかしら。

もう二度と
こんな思いしたくはないのよ。

あぁすべて終わったんだな。
後悔 後悔先にたたず。

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